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映画・「ブラック・スワン」 感想

2011.12.23(Fri)
「ブラック・スワン」という映画を見ておりました。

この黒鳥はどこかの暗黒聖闘士ではありません。

でも、あのヒロインも自らによって封じられていてさあ。

それでプレッシャーにより病んで精神を壊していってさあ。

ついにはスワン最大の一発を決めちゃってさあ。

つまりある意味で彼女は完璧な一発屋だったのかもしれない。

まあ、そのように言うと色々とぶっ壊してしまいますけどね。

それこそ鳳凰幻魔拳にみずから掛かってしまった白鳥の壊れゆく様を見届けてください。


(映画・「ブラック・スワン」 感想)


でも、この映画は最後まで結構ハラハラしながら見ていられました。

まさに白鳥って感じのあるヒロインが多くのプレッシャーを受けて壊れていくのデス。

それこそスワン幻想とでも申しましょうか。

自分の見方なら、あの娘は鳳凰幻魔拳にみずから掛かってしまった…

という例えでも当てはまると思うのですが。

とにかく追い込まれて身も心も傷ついていく白鳥の図ですよ。

じんましん、イコール、人魔心。

作中でヒトオナするシーンもありますが、それも美しい真っ白で優雅な鳥のよう。

だが汚れや愉しみをあまりに知らないがゆえに、黒鳥の踊りに苦しまされるのデス。

これもウミノクルシミでありましょうか。

完璧な黒鳥が生まれるために、完璧な白鳥は悩み苦しむのか。

完璧な白と未熟な黒がせめぎあう。

例えば純白のパンティーか漆黒のパンティーか。

これは男の煩悩にとっても多大で絶大な悩みであります。

ヒイッ!おれはピンクのパンティーが好きでスミマセーン!!

とまあ、んな戯言レベルは見てる間は感じないのです。

ぶっちゃけ見てる間は圧倒されておりましたから。

作品に感覚は奪われてしまうのです。

しかし見終わった後は別であります。

よって、これって一発屋による完璧だったわエンドなのです。

完璧の先には何も無い。

完璧が生まれたら後は壊れるしか無い。

きっとヒロインは処女で完璧なオトメのまま、

そんな自分の身勝手な幻想のまま、

彼女は、ニナ・セイヤーズは、逝ってしまったので御座いましょう。

ここでレナ・セイヤーズが思い浮かんだ方は立派なマイオトメフリークス。

嗚呼、すでに真っ白も真っ黒もない。

真っ赤だ、真っ赤になって、完璧に燃え尽きちまった。

とにかく見た人の印象には残る作品だと思います。

ただ、これって完璧すぎてさ。

実にそれこそが最大の欠点になるのかも知れませんね?



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しかし、これは数々の受賞をされている作品だけあって、

それに相応しいだけの十分な魅力と見応えがありましたよ。

作品に引き込まれていく力はかなりの物です。

見た方によってはゾクゾクするような感動を与えられるのかも知れません。

そんな方は十分に感性があると思います。

作中で不感症とか性的な言葉とかもありますが、

この作品については感性のある完成度の高い一発だったと評しておきましょう。

カリツォー!ホーロドニースメルチ!!

とまあ、何気にあの黒鳥の眼球とか幻覚の眼球とかはテレポートしててもおかしくない…。(笑)

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