空色アナザー26 カードに書かれていた言葉
額のカード。其処には何が書いてあったのだろう。
「早く教えろよ」
「まあまあ、そんなに焦らないで」
「焦るなと言う方が無理だろ!だって、もう数分でそっちの世界の姉ちゃんが来るんだろ!!」
男は笑い出す。
くっくっくっく・・・・・。
始めは小さな笑い声だった。しかし。
「ハーッハッハッハ!ああ、あれね。あれは嘘。」
「何だと?」
「いや、だから嘘だって。う・そ」
「本当にふざけてんのかオマエ!」
おれは今、コイツが目の前に居て触れられるならば、ぶん殴っている所だ。
「一体何が目的で、おれをからかう」
力なく呟くおれの問いかけ。もう、何だか力が抜ける。
「姉ちゃん返せよ・・・」
男は、そんなおれの表情を見てうんうん頷いている。
「いいねえ。やっぱり君は愁いの表情もそそるよ」
「くっ・・・」
思わず奥歯を噛み締める。
悔しい!今の自分が悔しくて!!
結局何がどうなるんだろう。カードには何が書いてあったんだろう。
「ああ、ごめんよ。話がそれてしまったね。じゃあ教えてあげるよ」
おれは男の言葉に耳を傾けた。
(空色アナザー27 悪夢に続く)
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