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TVアニメ 精霊の守り人 第1話 「女用心棒バルサ」 感想

2012.04.05(Thu)
オープニングは淡々としてる中に確かな息吹を感じる。

何気ない仕草とか、何気ない表情とか。

そんなのも描かれているようだ。

意味深な人達の存在。此処にある世界。

此処はどんな世界なのかって、おれはとても気になってきた。


(TVアニメ 精霊の守り人 第1話 「女用心棒バルサ」 感想)


二年ぶりに故郷に帰ってきた女用心棒のバルサ。

この人は多くの世界を見て色々な経験をしてきたのか。

あの丘で何を考えたのか。

共に回る映像の演出は何を描きたかったのか。

世界は回る、彼女の心の中も回る。

そして物語はこれから廻りだしていく。


バルサは格好良いっていうか渋い魅力がありそうだ。

最近は主人公の年齢が高い作品も多いんだ。

バルサの前に皇族の一行。その馬車は突如として暴れ出した。

川に投げ出された子供。

バルサの一言一言には冷めた感じもあった。

それでもバルサは馬車から落ちた子供を助けに行く。


バルサは水の中で何を見たんだろうか。

あの光って何だったのか。

とてもリアルに作られている映像は全部CGなんだよな。

別にすごく綺麗とか、そういう意味で凄いって事じゃなくって。

あのバルサが食べてた丼物のリアルさは何なんだろう。

美味しそうだったからボクは食べたくなってた。

バルサを襲う兵隊みたいな人達。

あの時の音楽って動いてる感じがあってよかった。


そしてバルサが川の中から助けた子供は皇子だった。

皇子を助けたお礼で二ノ宮っていう宮廷みたいな所へ連れてこられたバルサ。

身を清めるとか服を着たまんまってのが不思議だった。

あの並べられたご馳走も料亭のすごいのみたいだ。

流石は皇族だ。

バルサはワイルドな食事が好きそう…ってより一人で食べるのがつまんなさそうだ。

どうしてバルサはここに呼ばれたのか?

それがニノ妃の口から語られた。

第二皇子チャグムは帝から命を狙われている。

どうかチャグムの事を一生涯守って欲しいと頼んでくるニノ妃。

重厚な雰囲気の空気が其処には存在してた気がする。


チャグムの中には何か得体の知れないモノが取り憑いてしまったらしい。

それは誰にも分からない。

チャグムは神の子である帝の皇子。

悪い噂が広まると帝にも悪い噂が立つ。

だからチャグムを消すんだって。

酷い話だぜ。

帝ってことはお父さんから命を狙われるって事だしな。

これはバルサとしても抗えない願いだった。

話を知った以上は死ぬか生き抜くかの世界。

まるで時代劇の話みたい。

バルサとしても何か思うことがあったみたい。

過去に奪った八人の命。

それを弔うためにも、それと対等な命を救う。

そのためにバルサは用心棒家業を続けていたんだ。

バルサにとってチャグムを救うというのは…その八人目の命だった。

だからこそバルサは凄い重みも感じているんじゃないだろうか。

物語に深みが出てきそうな場面があった。

母と子の別れ、そして新たな旅立ち。

チャグムは皇子という立場を捨ててバルサと一緒に旅に出る。

それは逃亡の旅でもあった。

チャグムとバルサはこれからどうなるんだろう。

エンディング曲は「愛しい人へ」ってダイナカサチさんの曲。

静かな中にある波紋。

チャグム視点での語りで想いって気がしたな。

とても綺麗な歌だと思えていたんだ。

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