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ほえ? 後編

2006.06.21(Wed)


(ほえ? 後編)


――じーーっ・・・。


お兄ちゃんが私を見てる。ちょっと、今から私は着替えるんだよ?


「あの、お兄ちゃん?私、今から着替えるんだけど・・・・」


「うん、ああ、おう着替えろ、どんどん着替えろ」


あーんっ、だからぁー、女の子が着替えるのー。

この部屋から出てって欲しいって言っているのっ!

どうして解ってくれないのかなぁ?

お兄ちゃんも、もう少しその鈍い性格を直したらいいのにっ!

でも、ずーっと一緒に育ってきたからな。私はいっつもお兄ちゃんの後を付いて回っていたし・・・。

幼い頃にお母さんが亡くなってから、お兄ちゃんがいちばん私のそばに居てくれたの。

だけど、私だって、もう年頃の女の子なんだからねっ!

そこのところはちゃんと理解して欲しいな。


「じゃあ、後ろ向いててくれる?」


すると、お兄ちゃんはまたクスクスって笑って言ったの。


「ふふっ、冗談だって。じゃあ、早く着替えて降りて来いよ」


そして私の部屋から出て行った。

一体なんだったの?もしかして私はからかわれていたの?


「ほえ?」


うーん良く解んないけど、まあいいや。早く着替えて朝ごはんをたーべよーっと。

私はいそいそとパジャマを脱ぐ。

今日もいいお天気ね。窓からの光が眩しい、そんな朝だった。


「ごっはん~ごっはん~あっさごっはん~♪」


「チョイ、待ちぃや!」


わわわっ、ぬいぐるみが喋ってる!なーんてねっ!

今、喋ったぬいぐるみは私のペットなの。だけどみんなには秘密にしてるの。

だって外見はいかにもぬいぐるみなのに、それが喋るなんておかしいでしょ?

だから、誰かの前ではぬいぐるみの様にしてなさいって約束をしてあるんだよね。


「ふーっ!しんどかったでー!あの兄ちゃんずーっとオマエの寝顔を見つめとったからなー!」

「えっ、そうなの?」

「ああ、せや、なんか邪な事でも考えとったのちゃうんかー」

「ほえ・・・」


お兄ちゃんが私の寝顔を見つめていた・・・・

それって何だか恥ずかしいなと思い私は少しテレる。

そんな事を考えていると、ぬいぐるみは大きな笑い声をあげた。


「わっはっはー、ナニ考えとんのや?」


もーっ、そんなおっきな声で笑わないでよ!

年頃の女の子は色々と考えるコトがあるんだからっ!


コンコンコン――。


「おい、まだ起きてこないのかよ?」


お兄ちゃんがやって来た。ちょっ、ちょっと待ってよーーーっ!!

今の私は下着姿だった。あせって服を身に着ける。


ほえーっ、ほえーっ・・・・・。


DO! DO! DO! DOREAMING! DREAMING! そして扉がひらくよー。



「ほっ、ほえーーーーーっ!!」



こうして、私の悲鳴が家中に響き渡ったとさ。


ほえ――・・・・・・。


(ほえっと終わりです)

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