空色ホーム > 空色ノート > 機動戦士ガンダムSEED川柳 「二人の空 前編」

機動戦士ガンダムSEED川柳 「二人の空 前編」

2006.11.26(Sun)


(機動戦士ガンダムSEED川柳 二人の空 前編)


其処には風が吹いていた。波の音も聞こえる。


それは何処かの海岸。何処かの空の下。


俺たちは二人並んで座り、落ちていく夕日を見つめていた。


真っ赤な夕日。


真っ赤な空。


いつの間にか黙り込んで、それをじっと見つめていた俺たちだったのだが・・・・。


「ねえ」

「ん、何だ?」


あいつは俺に話しかけてきた。

その瞳はじっと、遠くにある夕日を眺めながらだ。

俺は、そんな少年の横顔を見る。

赤い世界が少年の瞳には映りこんでいた。

そんな少年の姿はとても綺麗だと俺には思えた。



"朱の空 二人を照らし 落ちていく"



その少年の唇が言葉を紡ぐ・・・。


「僕たちに出来る事は、本当に何も無いのかな?」

「ああ、その事か。きっと大丈夫さ」

「でも、僕は心配だよ・・・だって・・・・」



俺たち二人が心配している事―――。



実は今、ある少女がクッキーを焼いている。

その少女は、いつもガサツで、ちょっと乱暴な女の子だった。

でも、ちょっと可愛い一面も持っているんだと俺は個人的に思っている。


とにかく、その少女がクッキーを作りたいと言うから、俺たちは部屋から追い出されてしまったという訳だ。


手伝おうかとは言ったんだがな。どうも見られたくないらしい。

全く、あいつは素直じゃないからな・・・。



"その心 素直じゃないさ 仕方ない"



「とにかく、今の俺たちに出来る事はない」

「・・・そうだね」


少年が見つめている夕日。俺もそれを見る。


波の音が聞こえた。風の音も聞こえた。


二人の見る世界。


其処には朱い光を反射させて、ルビーの様に輝く海があった。


なんて綺麗な光景なんだろうな。俺は心からそう思った。


こんなにも綺麗な世界。


それは今、こうやって俺たちの前にちゃんとある。


見てると思い出してしまうよな。


たくさんあった。


辛い事、悲しいこと。


そして失ってしまったものも、数知れない。


それは、もう決して還っては来ないものなんだよな。


そんな事を考えると、俺の胸がズキッと痛んだ。


こんな綺麗な世界を見ていると、どうしても俺は考えてしまう。


なぁ、お前もそうなんだろうか・・・○ラ。


俺は、また隣に座っている少年の顔を見た。


(後編に続く)

ご拝読ありがとう♪ランキングもよろっ♪
    これはweb拍手だよ〜いっぱい送って欲しいなあ〜♪  空色のトップページに戻ります
<<機動戦士ガンダムSEED川柳  「二人の空 後編」 | 空色ホームへ | TVドラマなどの感想まとめページ>>
コメント
コメントの投稿
(空色へのコメントは大歓迎。出来る限りお返事も書かせて頂きます。けど内容によっては削除する場合も☆)

NAME:

MAIL:

URL:

COMMENT:

PASS:

SECRET: 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
(空色へのトラバは現在フリーとなっております。しかし送信確認できないものや宣伝などはほぼまっさつだよ☆)
トラックバックURL
http://yukimisora.blog29.fc2.com/tb.php/1530-955c1e1e

| 空色ホームへ |