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加納朋子・「スペース」 感想

2014.11.22(Sat)
加納朋子さんの作品で「スペース」というのを読んでおりました。

これは駒子シリーズの第3作目ですね。

「第1作・ななつのこ」/「第2作・魔法飛行」

今回のはバックスペースとして過去の方の部分が主でしたでしょうか。

登場人物の駒子と瀬尾さんの進展もありますね。

でも、これはなかなか複雑な構成をとってるので、結構しちめんどくさい一冊でもありましょうな。

そこら辺の印象をどう見るかで読み手による感想も変わるように思われますわ。


(加納朋子・「スペース」 感想)

「個人的な視点でよっつ」


「1、もはや謎がないといけないルール?」

しかし、この作品はもはや謎がないといけないルールのような気もしましたっけ。

だからなのか非常に複雑な構成になり過ぎてるようにも感じましたわ。

今回は駒子とか瀬尾さんもキャラ的には分かりますが、何やら違和感も覚えてしまう内容でしたっけ。

でも、これはあくまでもこういう描き方だからなので、もうちょっとシンプル化してもいいような気はいたしますよ。

まあ、ここまでしちめんどくさいのだと素直になれない部分が読者の中に生まれたかもしれません。

けど、この作品が描き出していることは分かりもしますよ。

だから大量の手紙構成とかにも我慢しつつ物語の終わりまで読んでみれば、

ああ、なるほどなあ~…というリンク感とかはありますよね。

つーか、なかなか簡単ではないので、ある種の感嘆の意もありましたっけ。

とまあ、物語は認識していない空間からもすでに始まっていたのでありますなあ。

だから認識するということが始まりでもあるのでしょう。

例えば空想が空を想うなら、例えば空間は空の間として。

つまり目には見えてなくても、実は何らかの繋がりで、世界とは満ちているのかもしれませんなあ。


「2、微妙にちびまる子ちゃんとか?」

しかし、この本を読んでると微妙に頭の中にはちびまる子ちゃんが浮かんできたんです。

何となく感覚が似てる~っていうか、あの駒子ってまるちゃん的なキャラでもあるんじゃないかなあと。

まあ、個人的な見方ではそういうのもありましたっけ。

ちなみに何故かはぐれ刑事純情派的なのもありましたわ。……えっ?(笑)

ていうか何か渋いんです。そんな渋みのある変わった作品でもあります。

だからこそ、これも興味深い作品なのでありますよ。

んで、駒子と瀬尾さんの恋愛フラグも進展は通じておりますが、

今回のスペースのような見せ方だとあまりパッとはしないのであろうと思われますわ。

あくまでも今回の二人は背景的な感じになっておりますからな。

だから今回は駒子と瀬尾さんにあるバックボーンっていうか、そこら辺のイメージが補間されたり強固にされたような気がいたしますよ。

つーか、今回のスペースって自分としては変化球を投げられた的な印象を受けたのかもしれません。

そして、今シリーズで自分が個人的に興味を深く感じる愛ちゃんという例のキャラでありますが。

あの子は進行方向を間違えると今にメンヘラとなりヤンデレラ化する傾向もやっぱりあるようなんですわ…?(笑)


「3、ヒロインは瀬尾さんだったのか!」

とまあ、細かい話はともかくであります。

今回は瀬尾さんの過去とか、登場人物の間にある事とか、

そういうのがこれまでとは別なる視点により描き出された事で、

あの駒子と瀬尾さんの間にも、実は出会ってない頃から色々と始まっていたんだというのも分かりました。

そして、この本を読み終えた自分の視点的には、何気に瀬尾さんこそがヒロインだったという感じなんですなあ。

んで、こうして瀬尾さんの過去を知ってしまった今となれば、

駒子は瀬尾さんに対してもっと大胆にラブユーしてもらいたくもなりましたわ。

もちろん二人ともそういうキャラではないのも分かりますが、

愛のスペースを埋めるスピードはもうちょっとスパークしてもいいかもしれませんしねえ…?

で、そういうスパークフラグってのが、やっぱり愛ちゃんという要注意キャラでありましょうかねえ…?

…んじゃ、次の一冊では愛ちゃんが何か超展開やらかすのに一票入れておきますわ…。(マテ(笑)



スペース (創元推理文庫)


「4、最後にまとめ」

とまあ、これは駒子シリーズの第3作目としてそうでうすね…

何気に起承転結でいえば、こういう転と申しましょうか、前二作とはまた違った趣があるのは確かだと思いますよ。

かなり趣向を凝らしておられると思いますが、よって前二作より構成の難解さが遥かに増したようだ。

しかし、逆に考えてみると、実は今回のスペースこそが素のペースであるのかもしれないんですよね。

どちらかというとそうかもしれないんだとすると、これもまた見方が変わるのかもしれませんわ。

ではでは、シリーズ完結編の方もある予定だという解説がありましたので、

その時には駒子と瀬尾さんを幸せにしてあげてください。

その時にはきっとラブストーリーになると思いますが、それをどんな形で見せてくれるのかという期待も高まったようです。

でも、瀬尾さんは駒子が放置したら空の彼方にでも消失してしまいそうで心配ですね。

もちろん今は救われておられますけど、キャラ的には永遠の少年タイプなのでありましょうから。

けど、駒子と瀬尾さんがそうなっちゃったら、

あの愛ちゃんの中でついに何かがプツンと弾けてしまう可能性も頭の中で広がるルートであります。

とにかく謎の究極は愛とでも申しましょうか?

この世の愛こそが永遠に解けない謎なのでもありますからな?

もはやしちめんどくさいどころではない!…しちめんちょーめんどくさい!?

そして、あの二人にとって謎を語らうということが愛を語らうということでもありましょう。

なのでざっくばらんに言いますと、ひんしゅくを買うかもしれませんが、

きっと未知であろうピロートークとか賢者タイムとかの謎も解き明かしちゃったりしてみませんか…?(*/▽\*)

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