北の零年 感想前編
昨日の夜ですが、自分は「北の零年」という映画を観ていました。
いや、とても生きる事に重みを感じられる作品でしたね。本当に素晴らしかったと思います。
だって、おれに涙を流させたのだから――。
いや、まあ、わりと涙もろいんですけどね。
ちょっとだけ感想を書いてみました。まあ、いつものように長いんですけど。
(北の零年 感想前編)
(あらすじ)
これは北の地で、一から国を作る人々の話。
何も無い、本当に何も無い土地で。一から全部を切り開いて。
子供から大人まで、一丸となって一生懸命にひたむきになっていました。
それは、この地で自分達の国を作ろうという夢があったから。
真っ白な雪。零の世界で――。
それにしても、こんな作品を見ていると心が切なくなります。
本当に雪は冷たくて、何もかもを覆い尽くしてしまいそうだから。
でも、最後にはとても素晴らしい感動があったのです。
志乃さん達の両手に込められた力。
それこそが生きるための勇気なのかなって思ったのですよ。
ここからは自分の心に響いた部分の感想を書きました。
恐らく内容を知ってる人にしか分からない。
いや、それでも通じるかどうか不安な感想ですが、自分なりに真摯に書きました。
(雪の花)
当たり前ですが、命はとても重いんです。
その重みが確かに、この作品では感じさせられました。
それは少年が最期に見た綺麗な花――。
作り物なのに、それは確かに花なんです。
少女が少年にどうしても見せたかった花。
雪は全てを覆い隠して。
そんな寒い土地で咲く花なんか何処にも無いのに。
雪の中での別れ。これを見ていると悲しかった。
少年の母親には、その悲しみが永久に留まってしまったのかも知れませんね。
だから、また出来た子供を今度こそ、どうしても育てたかった。
それが夫への裏切りと分かっていても・・・。
雪は決して綺麗なだけじゃありません。
その穢れ無き色には染まってしまう、変わってしまう怖さを感じました。
(希望)
明治維新。時代が変わろうとしていた頃の話。
でも、武士にとっては、まだ殿が絶対なんですよね。
それは一通の手紙でした――。
その言葉は何処にも書いて無いのに。でも、それが希望になった。
決して本当の事だけが、人を救うわけじゃない。
隠すことも優しさなのかも知れませんよね。
真っ白な雪は全てを覆いつくしてしまう。でも、時の流れはもっと無情に全てを流してしまう。
あの殿からの言葉。
そんな「許せ」の一言は家臣にとって、どれほど辛かったのだろうと心底思いましたよ。
踊りがそれを表していた。
冒頭の方での踊りは楽しい踊りだったのに。
それが今は、あんなにも悲痛な踊りに感じるのだから。
しかも、やっと上手く行きそうになっていた土地だったのに、それも召し上げられそうになって。
"じゃあ俺達は一体何のために、こんなにも一生懸命になっていたんだ"
それは、みんなが思ったのでしょうね。
でも、帰る場所なんかもう無い。だから、ここで生きていくんだ。
そんな決意が感じられる場面が確かにあったのです・・・。
北の零年 オリジナル・サウンド・トラック
(感想後編に続く)
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