TVアニメ Kanon 第20話 別れの夜想曲 〜nocturn〜 感想
もう言葉ないです。
前回のラストでおれが胸に抱いた期待。
それは、まるで「ひとひらの雪」だったのでしょうか。
それは、「名前もない雪」だったのでしょうか。
(TVアニメ Kanon 第20話 別れの夜想曲 〜nocturn〜 感想)
(変わらない彼女)
自分は、あゆが好きですよ。「うぐぅ」は可愛らしいですし。
今回の祐一にからかわれている場面やミニの制服姿も愛らしかった。
でも、好きだけど、このアニメは何かおかしくないですか。
ちょっと呆れました。どうもしっくり来ない。
そして、これはワザとやっているのですよね。
いや、最後のための演出なのは間違いないのでしょう。
そんなの解ってますよ。そんなの解っているんですよ。
だけど、それでも名雪を見てるのが辛いんです。辛すぎたんです。
もう、なんか今回はどうでもいいや。どうでもいいですよ。
あゆと祐一が部屋で楽しそうに話している。
それは、いつもの光景とは少し違う。
いつもの空気とも少し違う。
そして、祐一は言った――。
「あいつが誰かの足音ぐらいで起きる訳ないだろう」
・・・と。
いや、絶対に気付いているに決まっているじゃないですか。
一瞬、こいつをぶん殴りたくなった。
しかも今回は、切なげで儚げな、名雪の描写が続いている。
彼女は変わらない。
その現実を受け入れている。
彼女も変わらない。
あの頃のままに。
天使は時に残酷で。
その白き羽は時に幸せさえも埋め尽くして止まない。
それでも天使は笑っている。
何も知らないままに・・・ただ笑っている――。
きっと秋子さんだけが、名雪の気持ちを知っているんだろうと思いますよ。
ああ、そうやって名雪のシナリオに進んでいくつもりですか。
これ、どうするんだ。このまま行くと鬱になりそうだわ。
(雪の向こうに)
自分がこのアニメで一番足りないと思っていたのが恋愛感情でした。
それは確かに出て来ましたよ。
祐一があゆを好きだと言った。あゆも祐一が好きだと言った。
しかし、名雪の存在を、ここまで儚いものにしてしまいますか。
そして、最後には感動のシナリオがあるとして。
いや、あるに違いないのですよ。あるはずなんですよ。
でも、それじゃ自分は引くかも知れない。見たらどうなるんだろう。
そもそも、今までの展開でさえも自分は決して良いとは思ってなかった。
演出に凝るのは良いですよ。
どんなキャラ出そうが、どんな遊び心があろうが。
それはそれで面白いですし、楽しかったから。
でも、もはや夢から醒めさせられた気分です。
人は自分の視点で物事を見る――。
そして、その目で見た物が真実となり、現実となるのだから――。
そんな風に感じる人間もいるって言うことです。
ただ、それだけの事です。
だから、この先を見るのが自分は怖くなりました。
きっと、冷たい雪が心を覆ってしまうのだろう。
その光景が、その降る雪の向こうに見えてしまったのだから。
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