TVアニメ Kanon 第21話 君のいない輪舞曲 〜ronde〜 感想
僕らの心には、真という名の琴がある。
その琴が奏でる音色は人の心を揺らし、想いを舞わせた。
それには決して栞を挟むことはできない。
止まないのだ。
やがて、その音色は空へと舞い上がる。
天空の冷たい空気にさらされ、結晶となり、また世界へ降り積もっていく。
幾億もの、名前のない雪となって――。
だけど僕らは、それに名前をつけてしまう。
それで形を作ろうとしてしまう。
すると、それは願いという名の星になった。
そうして、僕らは空を見上げながら、あゆみ続けていくのかも知れない。
後に残るのは数え切れない、僕らの軌跡だけなのだろうか。
それとも、その星は奇跡となって・・・僕らの願いを叶えてくれるのだろうか――。
(TVアニメ Kanon 第21話 君のいない輪舞曲 〜ronde〜 感想)
(うにゅう)
「つまり多世界解釈では、生きている猫と死んでいる猫が、同時に存在していると考えられる」
えーっと、ちょっと待ってくださいね。
・・・・・・・・・・・・・
名も知らない先生が大事な事のヒントを!?
この台詞をどうしたらいいんだ。
自分は我が耳を一瞬だけ疑いました。
だけど、名雪も「うにゅう」って言ってましたね。
その可愛さ。今回も可愛いことに違いはないのです。
なのに、その可愛らしさが自分には痛く見えてしまう。
それは名雪の仕草や表情を見ていれば、そう思えてしまうから。
「ありがとうな、元気付けてくれて」
祐一だって、名雪の細かい心の動きには気付いています。
だけど、彼女は元気付ける以上のメッセージを、祐一に対して送っていたと思います。
でも、それは今の二人のままでは余計に辛いだけ。
きっと悲しい行動になってしまうのでしょう。
誰を選ぶかは、祐一が決めるしかない。
どうしても、それしかない。
だから見ている人は、本当に見ているだけ。
ただ、見ていることしかできないのが辛い。
見ていると、本当に色々な意味で辛いですよ。
それこそ、もはや解釈の同時存在だと思います。
(雪うさぎ)
名雪は学校への登校途中で、ひとつの雪うさぎを見つけました。
それによって祐一は、忘れていた名雪との記憶を思い出しかけます。
「誰が作ったのかな?」
「でも、可哀想だから」
「ちょっと大きさが違うね」
それは雪で作られたうさぎさん。
その不揃いな赤い瞳で、じっと目の前の世界を見つめているのでしょうか。
片方の瞳は小さな世界。片方の瞳は大きな世界。
でも、その視界は違っていたとしても。
本当は同じ世界で同じものを求めていたのでしょう。
その解釈の受け取り方。それも同時に幾つか自分には存在しています。
そして、赤い瞳から零れたのは、白い時間。
だって其処には、いっぱいの思い出があったに違いないから。
君の言葉。
俺はそれを忘れていた。
君との思い出。
俺はそれを忘れていた。
それは赤い瞳から零れた白い時間。
だって其処には、いっぱいの想い出があったに違いないから。
君からの贈り物。
俺はそれをどうしたんだろう。
その思い出と想いを。
今まで何処に閉じ込めていたんだろう。
そして、その記憶の扉が開かれようとしていた時に、それは起こってしまった――。
(その辿り着く場所は・・・)
ついに物語は、名雪のシナリオへと入ってしまったようです。
それと同時に七年前のあゆと一緒だった過去も語られていますね。
奇跡の欠片。
あと一つの願い。
それは、きっと叶えてくれる。
じゃあ、それは誰が、何が叶えてくれるのですか?
祐一?
天使の人形?
奇跡?
そして、その願いは一つだけ叶うと言うのなら。
じゃあ、一体何が叶わないと言うのでしょうか?
「Kanon」
もうアニメも残り数話を残すのみとなりました。
その最後に待つのはどんな奇跡なんだと思いますか・・・。
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