男たちの大和 YAMATO 感想
自分は先ほどですが、「男たちの大和 YAMATO」という映画を観ておりました。
これも言葉を無くしそうな映画でしたよ。
物語は戦時中の話。「戦艦大和」って言うのは大抵の方が知っているとは思いますけどね。
なんていうか今と昔の考え方の差も、きっとあると思うのですが。
だけど伝えたいものは確かに伝わってくるような作品でした。
その無くした命は決して忘れてはいけないって感じたと思います。
でも、物語の最初の方では和気藹々とした描写も描かれていて。
それで男たちの友情が深まっていく姿も見えてきますし。気心知れたというかさ。
にしても反町隆史はあんな役が似合うと思って見ておりました。
個人的に、あの方の表情が自分は好きだったりしますので。
その険しさの中にも感じられる優しいお顔立ちが割とタイプなんっすよー。
(男たちの大和 YAMATO 感想)

男たちの大和 / YAMATO
(その繰り広げられていく映像)
だけど凄い映像でもあるんだよな。本当に戦争ってのは酷いもんですよ。
最近人気の某アニメみたいな感覚じゃ、あまりにも伝わってこない本当の痛々しさ。
まあ、その某アニメはあれはあれで面白かったからいいのですが。ww
しかし何故にいきなり毒づくんだっ!!
だけどさ、この映画ではね、それはもう、何とも悲惨な光景も広がっていたのですよ。
決して戦争は遊びではない。だから少しだけそう言うことも思ったんです。
でも、大怪我をしても戦える者から手当てをされる。酷い怪我人ほど治療は後になる。
戦時っていうのは本当に残酷なものですよ。あれは助けたい人が目の前にいてもそうなるのでしょう。
その命の重さ。尊さ。涙の哀しさ。
何とも言葉には例えようのない悲しみが描かれておりました・・・。
(それぞれにある別れ)
でも、彼らは少年兵なんですよね・・・。
生きる覚悟と死ぬ覚悟。
生きていく上での覚悟と。死を決める覚悟。
そんな覚悟を見て、なんとしても守ってやりたいと思う上官の男たち。
この映画の物語は、各人物の事もしっかりと描かれていたから感動しましたね。
それぞれに大事なものがあって。それぞれに胸に秘めたものがあって。
死なんといて。死なないで欲しい。死ぬのは怖い。死んでしもうた。
死なせたくない。死にたくない。死んだらどうすればいい。
非常に痛い映像でありました。
まさに不沈艦なんてありえない。何処にも枯れない花なんてない。
小さな桜。散り桜。
それだって最初は小さく芽吹いて。だんだんと大きくなって。
蕾が咲いて。花は咲いていく。散っていく・・・。
それぞれにあった最後の別れ。
そんな人達は描かれていない場所で、もっともっとたくさんいたのでしょうね・・・。
(それぞれにあるはずの物語)
「戦争が終ったら」――。
まあ、これも一つの例えですが・・・。
何ていうか大人には出来て、子供には出来ない事ってありますよね?
あの女性もどんな想いだったのだろう。それを受け止める内田さんとしても。
「死んだらあかん」――。
本当に。母親として息子を戦争に送り出す気持ちってどれほどに辛いんだろう。
あの西君も帰ってきたら親孝行とかもたくさんしたかったのだろうと思います。
「・・・(うん)」――。
言葉のない頷き。あの妙子の告白シーンも痛いよな。好きな人が戦時に向かうのだから。
だけど広島の軍事工場か。「広島」って単語は、学校で社会を学んだ人なら解ると思いますが。
そこで何が起こるか知っているから悲しかったですよ。彼女も笑ってたのにね・・・。
(死二方用意)
玉砕。特攻隊。男たちには死に場所が与えられた。
あの皆が叫ぶ場面。
それぞれの胸の中にあるものを吐き出して。本当に悲痛だよな。
男たちが死ぬ事の意味。男たちの友情。
世界最大で最新鋭の戦艦。確かに大和は彼らの誇りでもあった。
死の後にも生きる者。
消えゆく先にも、生きていて欲しい人たちがいる。
しかし、破れて目覚める。日本が新しく目覚めるために散るですか・・・。
あの長島一茂がやっていた人物は、もはや悟っていたのでしょうね。
(男たちの叫び)
この戦艦大和は、此処にいる男たちこそが全てを動かしていました。
終盤の大和一隻で戦闘機に立ち向かう場面は壮絶を極めておりました。
何とも形容し難い、痛々しい光景が繰り広げられて・・・。
その戦争と言う、あまりの悲惨さはとてつもなく伝わってきて・・・。
どれだけ逆らっても、あまりにも大きな力には敵わない。
援護もなく。燃料も片道。そして全てが失われていく。
仲間が次から次へと死んでいく。
あの「弾をくれ!」と言う叫びは何とも悲痛。まさしく心の悲鳴に聞こえておりました。
そして総員退去の場面。もはや戦いは終った。なんて悲惨な映像だったのだろう・・・。
守りたいものがある。守りたいものがあったんだ。
守れやしない。届きやしない。
あの神尾さんは生き残った。そして現代まで生きて。
「明日香丸」
それは妙子が夢に見た光景。それには「明日に咲く花」って意味もあった。
妙子の事については、あの別れのシーンでこうなるのはある意味予想はしておりましたけど。
でも、やっぱ辛いわ。そして夢に描いていた名を持つ船に、今の神尾さんは乗っている・・・。
(確かにそうなのかも知れない・・・)
戦争が終ってから数十年。大和が沈んだ場所へ向かう三人。
"死にぞこないの卑怯者と呼ばれてもいい。死んだら何もかもが消えてしまう"
その残された人にとって、生きるって事はなんて辛いのだろうね。
そんなのを、あの敦という少年が見て聞いている。
敦も心の中で何を考えて。何を胸の内で思うのか。
自分はその時の光景を見ていて、とても胸が痛くなっておりました。
そして内田さんの娘さんが言った言葉――。
「生きさせていただき、ありがとうございました」
確かに自分達は生かされているのかも知れません。
何か、その言葉を聞いて自分ははっとしましたよ。
そして、それを聞いて。その言葉で神尾さんは救われた。
その言葉で自分が生き残った意味を見出せた。
それは、どれほど彼にとって救われる言葉だったのでしょうか・・・。
その後で敦が船の舵を取るのは、未来に向けたメッセージに思えてとても素晴らしいと思いました。
(見ていると胸の中が熱くなりました)
エンディングでは桜咲いて。花びら散って。
あれも色々とさ、きっと本編では語られなかったエピソードも描かれていたのでしょうね。
あのエンディングの長渕剛の歌も何か素敵でした。
男らしい、何とも胸に響くというか、潔いというかさ・・・。
CLOSE YOUR EYES/YAMATO-男たちの大和 主題歌-
しかし、この「男たちの大和 YAMATO」という映画は素晴らしいと思う作品でしたよ。
自分の場合は「泣く」というか「叫ぶ」という方が合うのかも知れません。
見ている間に胸の中は、何らかの想いで熱くなっておりましたから・・・。
決して、その過去は忘れちゃいけない。
そして未来へと残さなくちゃならないものが見れた作品だとも思いました。
あんな悲劇が二度と繰り返されないことを自分は祈ります――。
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