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TVドラマ ハゲタカ 第6話 新しきバイアウト 感想

2007.03.31(Sat)
「TVドラマ ハゲタカ」

ついに最終回です。

本当に想定外の話ばかりのドラマだったと思いますよ。

あの起こってしまった悲劇。

(TVドラマ ハゲタカ 第5話 ホワイトナイト)

大空電機もどうなってしまうのか。鷲津もどうなってしまうのか。

今回は金によって振り回された人達が迎えた、一つの幕引きでもありました。


(TVドラマ ハゲタカ 第6話 新しきバイアウト 感想)


(フェニックス計画)

株が暴落した大空電機を手に入れたのは結局NYホライズンファンドでした。

そして、ホライズンは芝野さんを引き入れようとしてきましたね。

再生計画。

もし大空電機の名を残すならば、これが最後のチャンスでした。

芝野さんはそれを承諾します。

しかし、その再生プランは大勢の人員削減だったのですよ。

必ず蘇る。そのための犠牲はあまりにも大きい。

芝野さんも納得は行かないに決まっているでしょうけど、やるしかなかった。


(2億円)

鷲津さんも意識を回復しましたね。

しかし体は動くことは出来ずベッドの上。

其処に由香が尋ねてきました。

由香と話す鷲津。

夢を見た。真っ暗な中を歩く夢。足の感覚がない・・・と。

治も2億の保釈金を積んで帰ってきます。

由香の告げた鷲津からの伝言。

俺もお前と同じだ。何もかも無くした。

鷲津は治を訴えようと思えば出来たのにそうはしなかった。

確かに由香の言う通りなんでしょうね。

あの時と今の2億円ですか。

本当に治は変わってしまったのかも知れません。

何もかも無くした。その意味は物ってだけじゃないですよ。

もっと大切なものをたくさん無くしてしまっている。


(由香の成長)

芝野さんもあれは辛いだろうな。

どんどん人の首を切っていかなければならない。

そりゃあ従業員も納得いかないのは当然だけどさ。

でも、ドラマを見てる人は芝野さんの気持ちも分かってるからな。

芝野さんも相当に内情は酷いみたい。そして全てを背負わされてしまって。

ホライズンも赤字部分を切り離す事しか考えていないから。

それを鷲津に話した由香。

だけど、きっと由香にとって昔の鷲津はお兄さんみたいな存在に近かったのでしょうね。

それがあんな形になってしまった。あの時の由香はまだ子供だった。

でも、今の由香は大人です。

この三島由香って女性は成長した部分がありますよ。


(表情)

だけど芝野さんの表情が辛そうだよな。

見ているとそれだけでもひしひしと伝わってきます。

そして今の芝野さんは、あの時の鷲津と同じ様な立場に立っている。

また、その時の場面と重なるから余計に見ていて辛かったですね。

雨が降っていて、誰かに非難の言葉を投げ付けられて。

芝野さんの目指した理想。

そうしたいと思って、この人は三葉も辞めて今のような道を歩んでいたのに。

痛々しい。あまりにも痛々しい。

そして鷲津が大空電機を守ろうとしていた事を由香から聞かされた芝野さん。

鷲津さんもまだ諦めてはいないのでしょうか。

そのために必死にリハビリに励むのでしょうか。

この真っ暗な現実にも、もしかしたら光が射すのでしょうか。


(理想と現実)

大空電機のレンズ技術が軍事産業に利用されようとしていました。

言うなれば戦争の道具ですよ。

大木さんの目指した意思。芝野さんの目指した理想。

あまりにも掛け離れていますね。

そして何十年とレンズを磨いてきた加藤さんが言った言葉には。

確かに技術者としては当然だけど、何処か諦め感が漂っていた気がしました。


(新たな一歩)

鷲津に会いに行った芝野さん。今日は頭を下げに来たと。

大空電機。鷲津が今考えている事。

確かに疲れてしまうのは当然だと思います。

こんなの気が滅入ってしまいますよ。

そんな鷲津に対して落とし前をつけるべきだという芝野さん。


「お前と俺は同じだ」


前に鷲津が芝野さんにも言った言葉。

もう一度やろうと。今度は二人で一緒にやろうと言う事ですよね。

なんかあの場面は感動したな。

鷲津も36億に及ぶ分配金を捨ててまでの決意です。

背中の後押しですか。なんか本当に感動してたな。


「鷲津ファンドを立ち上げようと思います」


物語はこれによって大きく動きました。

それに何とも見事な伏線の張り巡らし方ですよ。

いや繋がりなのかな。

本当に凄い話ですわ。

よもやこんな展開になっていくとは予想だにしませんでしたよ。

鍵となる男は加藤幸夫。あのレンズを磨いてきた人でした。


「エンプロイー・バイアウト」


それは従業員による企業買収。

レンズ事業部の人達が自ら金を出し、ホライズンから独立し新しい会社を立ち上げる。

しかし、そのためには莫大な金額のお金が必要だったのです。


「我々はハゲタカだ。最後までハゲタカなりのやり方を通させて頂きます」


なんかこうなると格好良いと思える鷲津さんの台詞でありました。

それに自分にも罪を償う機会を与えて欲しいと頼み込んだ芝野さんも。

さらに金持ちになれって事じゃない。きちんと事業をしろですか。

あの鷲津が治に言った台詞も、まさにその通りだな思いました。

だけど、どうしてこうなったのかって後悔は相当にあると思います。

それでもやり直そうとしている人達がいる。

其処には確かに一つの勇気を見られたと自分は思いました。

そういえば、由香が鷲津が病院に運び込まれた時に言った「身内」って言葉は。

こうしてみると、この人達は一つの家族みたいなものにも見えてきます。

だとしても、なんて不幸なんだろうと思うのが哀しいですが。


(何の上に成り立つ誇りなのか)

加藤さんが言った、お金はただの紙切れ。

だけど、そんな紙切れのために命を失ったもの。

運命を狂わされた人がたくさんいます。

あの時に鷲津が加藤さんに向けて言った言葉は本音なんだろうと思いますよ。

確かに世の中の99.9%は金で決まる。ほとんど金で解決できてしまう。

鷲津さんが今まで歩んだ道で知ったこと。

でも、そんな事を知るまでに犠牲にしたものはあまりに大きい。

あのたった一個の部品の話は、だから重く感じる部分がありました。

部品一個でできる一生残る思い出。

紙切れの価値。人の価値。

本当に心にも訴えかけて来ます。

犠牲の上に成り立つ希望。其処に誇りはあるのか。

人それぞれが持っている責任とか想いとか。本当に感じていかないとダメなんでしょうね。

あの加藤さんの言葉は見てる人へのメッセージでもあったと思います。


(その先へと歩み続ける)

あの鷲津と芝野がホライズンを出し抜いた時はスーッとしましたわ。

アラン君は可哀想だったけど。ww

そして記者発表の場で芝野に由香が尋ねた問いかけの返答。

出会いが全てを変えたと。出会えて良かったと。

それは一体何に向かって本当は言っていたのでしょうね。

其処では感動しましたよ。解り辛いメッセージでもあったけどさ。

三島製作所へと向かった鷲津。

其処は彼にとっての出発点。

そして、また新しい始まりの場所でもありました。


「ようやくご報告できそうです。あれからの私を」


さあ、三島さんの写真に手を合わせながら…彼は何を思っていたのでしょうか――。

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