「ほしのこえ」 The voices of a distant star 感想
これは今現在は「秒速5センチメートル」などで知られる「新海誠」監督の作品ですね。
以前に衛星の方で放送していたので、それを自分は見ておりました。
けど、この作品って不思議な感覚もありますか。
「ねえ、私はどこにいるの?」
本当に何処にいるんだよって感じでロボットのコクピットの中。
でも、わりとSFな設定もあるんだな。前知識なかったから一瞬呆然としてしまったのですが。ww
(「ほしのこえ」 The voices of a distant star 感想)
けど、あの空の移り変わりは、きっと少女にある気持ちの揺れも描いていたような。
そういうのが台詞とかと重なるから、自分はそう言う風に少し感じました。
しかし見始めた最初は何を見ればいいのか分からないような気もしましたね。
そのまま見て行ったのですが、これは遠距離恋愛の最果てみたいな感じのある作品で。
あの携帯のメールでの二人の会話。
「ねえ、私たちは宇宙と地上にひきさかれる、恋人みたいだね」
あれは別に「ひきさかれる」の後に「、」を入れなくてもいいのにな。
でも、何で彼女は入れたのだろうかと思うと、
其処にはどうしようもない感情の途切れを感じたからなのでしょう。
きっと知らず知らずの内に打ち込んだのかも知れない。そんな溜息のようなもの。
そして「ひきさかれる」は、漢字じゃない事にも何か感じました。
それは、どうしようもなく「惹き焦がれる」のに、そうなれない事に対しての何かをさ。
そんな文章に込めた演出は見てると感じるものがありました。
だけど、届くのに一年も掛かるメールなんて、それはあまりにも長すぎるじゃないですか。
だから、今の日常茶飯事でメールを使ってる人が見た方が、何かと感じるものもあるような。
その、いつでも簡単に送れるはずのメール。それが売りでもあるメール。
それが、もしかしたら二人を繋ぐ唯一の手段だとして、その届くまでの時間が一年なんですよ。
好きあってる二人にとって、それはあまりに長すぎるから悲しくて、切なくて。
そして、その時と共に変わり行く事は当然ですけど、
それは近くにいるか遠くにいるかで、また何もかも違うはずでしょう。
あのメールも時を越えて何とか彼の下に届きます。
だけど、どうしようもなく会いたいは募って、なのに会えなくって。
でも、「一瞬だけ想いが時も距離も越えられた」としても、
きっとその時に、この二人は何も出来ないのかもな・・・とも思う。
「ここにいるよ。」
きっと二人は立ち尽くすばかりのようで、最後は胸に切なさが漂うばかりだったような作品でした。
けど、こういう作品は自分も、アニメ実写問わずに数多く見てる気もしますが、
それでも「見たいと思う」のは、やはり其処には何か恋焦がれる部分があるからだろうとも思います。
けど、この作品はホントにピュアでプラトニックですよね。
設定はSFも入ってますが、其処は単なる描き方の一つで、
あの登場人物二人の内面の描き方こそに重点はあったと感じました。
その揺れる気持ちは共感出来る部分もあるんじゃないかな。
しかし、この監督の演出方法って、何か知れずと心理描写と重ねての演出も多いですよね。
おそらく、この「ほしのこえ」を見た人が「秒速の第1話」を見ると、同じ事をやってると思うでしょう。
いや、その見せ方は実はほとんど同じですよ。
だから、秒速の第1話は、時の速さと共に進化した作品だったのかも知れません。
と言う訳で、これを見て、更に「秒速をネットだけで第1話を見た人」は、
「秒速5センチメートル」の続きこそを気になると思いました。
まあ、現時点でもうすぐ発売される秒速のDVD版が楽しみだと思います。それが本音でしょう。
ご拝読ありがとう♪ランキングもよろっ♪



