TVアニメ sola 第9話 ヤクソクノハテを見て・・・
(TVアニメ sola 第9話 ヤクソクノハテを見て・・・)
(ずっと、あなたの側で)
「じゃあいいよ、わたしの事も繭子って呼んで」
ば、ばか、俺にそんなの呼べる訳ねーだろ。
「剛史は違うの?」
ばか、何言ってんだよ。俺はお前の友達だよ。ずっと、ずっとな。
だから、いい加減に辻堂って呼べって。その方が・・・きっとカッコイイんだから。
くそ・・・けど、何だか逆らえないな、あいつには・・・・。
俺は肩越しに少しだけ振り返った。
すると、お前の髪を風が揺らしてる。
そして、その風は同時に俺の心も揺らして通り過ぎていった。
知んねー、知んねーけど・・・・あ、あいつ、なんか綺麗だ・・・・・。
「ありがとう、送ってくれて」
そ、そんなの当たり前じゃねえか。俺はお前を送りたいんだからさ。
あ、そういえば、もうすぐあいつの誕生日だったよな。
あいつ、何か欲しい物あるのかな。くそ、気になるぜ・・・聞いてみようか・・・。
「何でもいいの?」
く、いや、けど、お小遣いあったかな・・・・・・た、足りるか・・・・。
え、けど、うさぎのぬいぐるみって、お前・・・それ持ってんじゃん。
「ぬいぐるみだって、一人は寂しいでしょう」
だから・・・・へっ、わーったよ。俺に任せとけ。とびきり粋の良いうさぎを見せてやる。
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「うわああああああッッ!!!」
なんでだよ、なんでこんな事になってんだよ。
なんで、あいつ、死んじまったんだよ。
なあ、俺はお前の欲しい物持ってるんだぜ。けど、お前に渡せなきゃ意味ねーじゃん・・・・。
なんだよ、なんだよ、なんだよ・・・・なんでだよ・・・・・・・。
って、お前そこにいるじゃん。生きてるじゃん。
ばかやろー、まさか、これって、俺を驚かせようと企んでたのか?
「違うの・・・わたし死んじゃったの・・・・」
はあ?何言ってんだよ。
だって、お前そこにいるじゃん。そこで俺と話してるじゃん。
いい加減に悪い冗談は止めろよ、じゃねーと俺だって怒るぜ。
「わたし、もうおひさまの下に出られない」
「こんなの人間なんかじゃ・・・ない」
「わたしも・・・そっちの世界へ・・・行きたい・・・・」
やめろ、やめろ、やめろ!そんなことすんな!するな!!
けど、俺が、俺が・・・
きっと、俺が必ず元の世界に連れ戻してやるから。
絶対だ、絶対に俺がお前を元に戻してみせるから。
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なあ、繭子。
俺はあの日にそうお前に約束したよな。その約束が今やっと果たせられそうなのに。
なのに、どうしてお前が止めに入るんだ。あと少し、あともう少しなのに。
もういいって、誰かの犠牲なんて、そんな事。
だからって、お前の願いを叶えられないなんて、そんな事。
そんな事・・・・お前、お前の願いが・・・・。
「大丈夫。わたし、犠牲になんかなってない。わたしの、わたしの本当の願いは・・・」
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「わたしの願いは、ただ側に居て欲しいだけ。昔と変わらない優しい剛史のままで」
馬鹿やろう・・・俺はただ・・・ただ・・・お前の側に・・・・。
俺こそお前の側に居たかったんだよ・・・・・。
それに俺は約束したから・・・。
ずっとお前の側にいるって約束したから。
なあ、俺は昔のままでいられたか?
なあ、俺は本当に昔のままで、お前の側にいられたか?
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