コードギアス創作・「それ以上近づいたら・・・」
(コードギアス創作・「それ以上近づいたら・・・」) 「ギアスR2 第10話より勝手に創作」
そんな、まさか紅蓮可翔式がこんなことになるなんて。
あの神虎ってナイトメアフレーム・・・ふっ、どうやら私もあなたを甘く見ていたようね。
「星刻・・・けど、次は必ず――」
そう呟きながら、私は紅蓮の中で拳に力をぎゅっと込めた。
ええ、今度戦うときは絶対に負けやしないわ。
だから・・・ゼロ・・・いいえ、ルルーシュ・・・早く私を助けに来て。
だが、戦況は今頃どうなっているのだろう。
まさかとは思うけど、あのルルーシュたちがやられているとは思えない。
ああ、でも無線も映像もないんじゃ私にはどうしようもないのね。
そして、ただ紅蓮の中でじっとしていることしかできないなんて・・・ふっ、私も無力なものよ。
私はそんな自分の無力さに対して嘲った。
そうよ、どうせ私なんてたった一人では何も出来ないのよ。
それはブラックリベリオンから一年。その間で嫌というほど味わったわ。
あの日神根島で、ゼロを・・・ルルーシュを残して逃げ去った時から・・・ずっと思っていたのよ。
"悔しかった"
始めは絶望なのかと思った。
ゼロの正体がルルーシュだと知って。ギアスと言う力の事を知って。
けれど、それは後になって・・・結局は「悔しさ」として、私の心の中では残されていたのよ。
だから・・・もう私は、あんな目に遭うのだけは絶対に嫌!!
なのに、今の私は星刻によって捕らわれて。
そして、こうして紅蓮の中で何も出来ないままにじっとしている。
悔しい。悔しい。悔しい。悔しい・・・・。
けど、もしも。
そう、これはもしもの話よ。
このまま私が捕らわれの身になったままだったら・・・。
それはいったいどんな目に遭わされてしまうのだろう。
・・・そ、そういえば、この中華連邦には真っ白な気持ち悪い連中がいたわよね。
「ふぉっふぉっふぉ」とか笑っちゃってさ。
はっ、あんなの気色悪いったらありゃしない。
きっとしつこいわよ。ええ、私の大嫌いなタイプに違いないわよね。
けど、もしもこのままだと、私はあいつらの前に引き出されて・・・ああ、そして・・・。

「いやよ!そんなのは絶対にいやあっ!!」
私は黒の騎士団のエースよ!それ以上近づかないでっ!!
私になんかしたら、それこそゼロが黙っちゃいないわよ!!
ねえ、ゼロ!ゼロ!!・・・ルルーシュ!!
ああ、この何も出来ない「今」が悔しい。
早く、私を助けに来て。
あの時のナナリーみたいにとは言わないけれど。
それでも・・・それでも・・・お願いっ――・・・。
(〜終〜)
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