コードギアス創作・「七夕」
(コードギアス創作・「七夕」) 「ギアスR2 第13話より勝手に創作&勝手に七夕前の設定で」
7月7日。それは七夕。
年に一度の・・・そう、彦星と織姫が出会える日なんだって。
そんなお話を、昔パパにしてもらったような気がする。
それは古くから伝わるお話。もういないパパがしてくれたお話。
あの日に・・・死んでしまったパパ。
大好きなパパ。
ゼロが殺した。
そうよ、ゼロが殺したんだ。
そして、あの事を私は思い出してしまった。
「ルルが・・・ゼロだった――」
それは昔にパパが教えてくれたこと。
織姫と彦星は星合いの恋人なの。
どれだけ相手の事を想っていても、好きなように会いに行く事は出来なくて。
天の川を挟んで、きっと二人は遠くから見つめあっているんだよって。
遠くに見えるお互いの姿。
それって、どんな風に当人達には映るのかな?
その話を聞いた時、私はそんなことを考えていた。
あの頃は幼かった。
織姫と彦星の気持ちが分からなかった。
けれど、きっと会いたいんだろうな・・・って。
それだけ思った。
だって、「恋人同士」っていうのはそういうものだと思っていたから。
そう、恋人はいつも一緒にいなきゃいけないの。
パパとママのように。
そして、私と・・・パパのように。
あの頃はパパと・・・ふふ、私は恋人になるって思っていたのかなあ・・・。
でもね、私には好きな人が出来ました。
その彼の名は「ルルーシュ・ランペルージ」。
とてもカッコイイ男の子。みんなが憧れてるような男の子。
私も少しは大人になったのかなあ。
それはパパに対して想っていた気持ちじゃない。
これが・・・うん、きっと本当の恋なんだよね・・・お父さん?
私はルルの事を思うと・・・胸が痛くなる。
切なくなる。
ちょっと・・・恥ずかしい。
でも、それは・・・嬉しいんだ。
だって、恋はパワーなんだもの!
うん、誰かの事を好きになること。それはとっても素敵なことなんだから!
私はルルが好き。
とっても好き。
本当に好き。
ルルの恋人になりたいって、ずっと思ってた。
けど、織姫と彦星のような二人じゃないの。
いつも一緒にいられるようなね。
そんな「恋人同士」になりたいんだ。
でも、ルルのことが好きな子ってたくさんいるのよ。
私、知っているもの。
それくらいに、彼は学園中の注目の的で。
それくらいに、私は彼の事を・・・ずっと見ているんだもの。
なのに、ルルはゼロで。
お父さんを・・・こ・・・た。
ねえ、お父さん・・・私はどうしてルルのことを好きになっちゃったんだろう。
こんなこと思い出さなければ良かった。
せっかく学園公認のカップル(R2第12話)にもなれたのに。
今までみたいに、私だけが見つめているんじゃない。
そんな「恋人同士」への第一歩。
ルルと私の間にあった距離(天の川)が・・・ほら、近づいたと思ったのに。
「ルルのこと・・・好き?」
そう私は問いかける。
たった一人きりの部屋の中で。
ねえ、つい昨日までは、ルルのことを見つめてるだけでも笑顔になれたんだ。
なのに、こんなのおかしいよね?
私は許せない?
私はルルのことを許せない?
こんな私の想いを、ルルへの想いを、感情は反逆させている?
ねえ、私の本当は・・・。
もうすぐ七夕。
そうだ、短冊に願い事を書かなくちゃ・・・。
"何度生まれ変わっても、きっとルルを好きになれますように"
ふふ、こんな願い言なんてどうかなあ?
うん、やっぱり私はルルのことが好きだから――・・・「恋人同士」になりたいんだ――・・・。

だが、彼女の想いは叶わない。
彼女はルルーシュの本当になりたかった。
彼女はルルーシュのことが心から好きだった。
しかし、運命は彼女から未来という名の種を奪った。
彼女の名前は「シャーリー・フェネット」。
もしもシャーリーが生まれ変われたならば、その願いが今度は叶うように。
何も書かれていない笹の葉は風にしゃらしゃら鳴らして。
そして、新たなるフェイズは網の目の中に未来を隠して――。
(〜終〜)
空色トップ ソラコト ランキング web拍手 Amazon



