TVアニメ 『ストロベリー・パニック』 DVDBOX発売決定!
(参考・ストロベリー・パニック 感想まとめ)
ええ、あの作品にはアタシ何かと思い出深くって。
なかなかに見応えのあるお話でした。
特に地球温暖化の大切さも教えてくれるのがいいところだったわ。
そして、要さまにはまだでっかいアレがあるのよねえ。
ああ、要様にある要所とは一体どのようなモノなのだったのかしら。
じゃあ、久々に姉川柳とか・・・ヤッちゃう?(笑)
(TVアニメ 『ストロベリー・パニック』 DVDBOX発売決定!)
「簡単な設定・渚砂×静馬さま 掃除中の渚砂からは、何やら妖しげな空気が色めきだち熱を帯びる・・・」
(題・姉川柳 第65話 〜乙女は部屋の片隅でも夢を見られる〜)
はあ〜・・・今日は渚砂がお部屋のお掃除をする日だよ〜・・・。
終んない〜〜〜。
でも、いっつもメイドさん服の千代ちゃんに任せきりって言うのもわるいし。
うん!私がお姉さまなんだから、やっぱりちゃんとしないとっ!!
・・・た、たまにはね・・・あははっ・・・はぁー・・・。
でも、お姉さまか。
お姉さま。
あっ、そうだ!
今頃静馬お姉様は何をしているんだろうなあ〜・・・――。
静馬様、今日の渚砂はお掃除をしてます。
これからベッドのシーツを取り替えるところなんです。
ほら、ちゃんと外しました。
すぐ洗い立ての真っ白なシーツに取り替えるんるんです。
あーっ、それにしても玉青ちゃんってば。
ふぇ〜、昨日はいきなり私のベッドに潜り込んでくるんだもの。
渚砂は驚いちゃったよー。
それでベッドから転げ落ちちゃったんだよね。
あいたたた・・・思い出したらその時に床にぶつけたおしりが・・・・。
でも、その後で玉青ちゃんはマッサージをしてくれたんだ。
なんだかとってもふわふわするような、そんな優しいマッサージだったなあ。
いつの間にか渚砂は眠り込んじゃってたんだ〜。
けど、その後の記憶がないんだけどね。
うん、きっとぐっすりと眠ってしまったんだよね。
そういえば、起きた時に玉青ちゃんの顔を見たら、何だかすっごく真っ赤になってて。
何かあったのかなあ。もしかして風邪なのかなあ。
そうなら、お大事にね・・・玉青ちゃんっ♪
と、その時だった――。
部屋のドアがコンコンとノックされる音を渚砂は聞いた。
その音に渚砂は最初「わわわっ」となるも、すぐさま「は〜い」と元気な声で答えた。
「ドアは開いてますよ〜、どうぞ〜」
そしてドアは開かれた。
するとそこには静馬がにこやかに立っていた。
不意打ちのような静馬お姉様の登場に渚砂はまたしても。
・・・いや今度は「はわわっ」と更にあわてた様な仕草を見事に表現し。
そのまま見事なまでにすっ転げてしまいそうになる。
な、なんと!渚砂の足元には床掃除をするための雑巾が置かれていたのだった!!
「きゃーっ!」
「あ、危ないわ!渚砂っ!」
それは危うく渚砂が床へと倒れこむ直前だった。
静馬の伸ばした手が、渚砂の身体まで風のように素早く触れ。
そして渚砂の身体を見事に包み込んだ。
ああ、その一連の動きをもしも目撃した者がいれば。
それはまるで天使の羽のような軽やかさと優雅さを垣間見たのであろう。
渚砂はぐっと目を瞑っていた。
それは思わず。
そう、昨夜のようにまたもやベッドから落ちた時のような痛みが来ると思ったのだろう。
だが、その痛みはまるでなく。
しかも、不思議に自らの身体は何か柔らかいもので包み込まれているようなのだ。
それが渚砂は不思議だった。
渚砂はゆっくりと瞼を開く。
すると、そこには渚砂いとしの静馬お姉様が笑顔を浮かべていた。
それは紛れもなく、今は渚砂だけに向けられている笑顔なのだ。
「大丈夫?」
静馬が優しく言葉を発す。
その唇がはまさに渚砂のすぐ目の前で動いている。
すると渚砂は思い出してしまった。
それはいつかの日のことだった。
あの静馬様の唇が、その自らの唇と重なった日のことだ。
今まで知らなかった。知る由もなかった。
それほどまでの熱さを。
その時の静馬様の唇は、まるで渚砂のそれを溶かすほどに熱かったのだから。
そして、その唇は優しくも・・・、
だが、それは我が物のようにして・・・自らの唇を扱ってくるではないか。
幾度も吸い寄せられ、幾度もついばまれ。
そして、いつしか渚砂は・・・、
ああ、その日はまさにくちびる白昼夢だったのであろうか。
もはや忘れられない時を迎えてしまったのだ。
その身に全ては刻み込まれて・・・。
そんな時の事を思い出すだけでも、渚砂は身体が火照ってやまなくなった。
愛おしくなるのだ。求めてしまいたいのだ。
ついには欲しくなってしまうのだ。
それは・・・ただ、いとしい方の温もりだけを――。
今、目の前には静馬様がいる。
そして、まるで何者かが意図していたのだろうか。
先ほど渚砂が交換しようとしていたベッドシーツが床の上で広がっていた。
まるで白くて綺麗な雪のように広がっていた。
そして、渚砂は分からなくなる。
それは・・・もしも雪の上であろうとも、この身体は熱いままでいられるのだろうか・・・と。
"白雪て 溶け合う熱と 苺摘み"
静馬は見透かしたようにして、微笑を浮かべる。
ならば、今の渚砂はそれを受け入れればいい。
そして、いつかは本当の雪の上で試してみればいいのだ。
二人はそういう関係なのだから。
しかし、それはいつ第三者の介入があってもおかしくはないのだが・・・。
「渚砂お姉さま〜、おそうじのお手伝いに千代は・・・は!わ!わっ!?」
ああ、それはタイミングが良いのか悪いのか・・・。
いつしかベッドシーツの上には一人の小柄なメイド服を着た少女が眠っていた。
そして、それを見て微笑ましく笑う二人のお姉さまは。
すっかり気をそがれてしまったのであろう。
ただ、お互いの顔を見合わせ・・・その眠っているメイド服の少女へと手を伸ばすのだった――。

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ああ、その清らかな。
今はまだ穢れを知らぬ乙女だけが集うアストラエアの丘にて。
其処ではまだ多くの苺たちが、その愛しい指で摘まれるのを待ち望んでいる。
さあ、来る愛おしき苺たちの花園へ・・・ようこそ――。
(姉川柳 第65話 〜終〜)
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