そらから。 〜so la ka ra〜 short.2 「ネット小説で絶対にぶつかるダッシュ――間隔の罠 前編」
(そらから。 〜so la ka ra〜 short.2 「ネット小説で絶対にぶつかるダッシュ――間隔の罠 前編」)
「それにしても、このネット小説・・・って、やっぱり」
その時、「月館真綾」は自分の部屋にあるパソコンで一つのネット小説を読んでいた。
この世界にはインターネットの中にも様々なる物語が存在する。
真綾は学院の図書館にある無数の蔵書類には当然のこと。
しかし、ネットの中にあるものに対しても、それと同じくらいの興味を抱いていた。
この世の全ての本に目を通す。
それが、この真綾にある願望のひとつ。
この学院の生徒達には、
いや、それこそ全世界に住まう存在には、
それぞれ少なからず、
そういうものを抱いているのかも知れない。
そして、今ここにいる真綾にとっては、
本などを読むことによって得られるものがあったのだが・・・?
それにしても・・・と、真綾にはふと気になる事があった。
それはネット上の小説などや、それこそブログ、サイト、数々の文章。
そういうものを真綾が読んでいると、必ずといって見つかるもの。
それは「――/ダッシュの文字間隔」のこと。
例えば、その「―」を二本並べる。
すると「――」。
さあ、果たして。
その瞳にはどのようにして映されるのだろう?
それは途切れないように表示されているものと。
それが、なぜか途切れてしまい、間隔として開いてしまうもの。
おそらくは、そんな二通りのものがあった。
そして、多くの人はそれを繋げて見せたいと思っているはずであり・・・。
「なのに、うまく繋がらない」
と、それが真綾はあまりに気になってしまう。
わりと真綾は細かい性格のようだ。
それで、先日だが・・・
そういうことに詳しい、「姫之宮音々」へと尋ねてみた。
音々は学院通信部の主的存在。
真綾は図書館の主的存在。
それは情報と本。媒体こそ違えど知識の源。
ゆえになのだろうか・・・この二人には接点となるものも多かった。
ネット上には様々な知識が溢れている。
だが、それでも足りないものだってあるだろう。
そういう時に、音々は図書館へと訪れる。
そして、真綾に尋ねるのだ。
つまり、その逆的と近しいパターンも・・・これまた然り――。
(short.2 「ネット小説で絶対にぶつかるダッシュ――間隔の罠 後編」に続く)
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