舞-HiME 第20話 「炎の舞/涙の運命」 感想
2010.01.30(Sat)
片目が疼くの、疼いて痛むの。片手の爪が切り裂けって叫んでいるの。
あなたの一番大切なものを切り裂いてしまえば。
この痛みは消えちゃうの?
きっと消えちゃう、ほうら消えちゃえ。
(舞-HiME 第20話 「炎の舞/涙の運命」 感想)
「前回のまいまい」
HiME同士の戦いは繰り広げられていく。
痛みが痛みを呼ぶ痛み分けの無い絶望の輪舞。
狩る者、狩られる者は合間見え。
駆る者、駆られる者は合間見え。
軽くない胸は重みを増して。
軽い胸に重みを与えて。
後悔の谷間に浮き沈む羽根は舞えず。
必死に足掻くも、刹那の瞬間も舞わず。
胸の内には天使と悪魔。
HiME同士は引き寄せられるように生きようと願う。
神の祝福は消え去り、悪魔の囁きが呼んでいる。
学園は燃え去りし墓場。
亡霊たちが集いし魔虐の森牢。
守りたいHiMEたちは次々と破壊され。
大切な人は消えていく。
どうしようもなく絶望は空へと絶叫を届けて。
目の前の存在に総ての怨みをぶつけてしまおう。
終焉の炎で焼き尽くせ。
この時代でも総てを焼き尽くせ。
炎の舞、涙の運命。
敵は倒さなければならない。
焼き尽くすのが先か、倒されるのが先か。
どちらも地獄への入り口か。
愛であなたを殺してあげましょう。
憎しみであなたを貫いてあげましょう。
前に進むにも、後ろに退こうとも。
炎の舞は屍を踏み越えていく、もはや涙の運命を。
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