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加納朋子・「モノレールねこ」 感想

2010.06.23(Wed)
「モノレールねこ」

これは題名のように、とてもユーモラスでありセンスのいい作品でした。

この一冊の中で短編が続いていくのですが。

全体的には未完成のパズルのようなのに、それぞれがパズルのピースのようで完成してもいたような?

こういう感覚もなんて言うのでしょう。

あえてタイトル的に言うのであらば、モノゴトのレールはねこのようである…と?

とまあ、様々な目線から読ませて感じさせてくれる一冊でしたね。


(加納朋子・「モノレールねこ」 感想)

「個人的な視点でみっつ」


「1、どこでもドアー」

でも、この本はどこからでも読めるような感じがあります。

しかし、この本にこうしてあるように短編は並べられているから、

そのように最初は読んでしまうのだと思います。

けど、これの並べ方を変えたような目線で読んでみる。

すると、また何か新しい発見があるような感覚を自分は受けました。

それと思うんですが、それぞれの作品には単語的にキーワードが隠されているようなさ。

ていうか、読んでいる内におそらく何回か読み返してしまうのです。

だから、読者が読んでいく内に「?」が生じていくんだろうなあ~。

そういうのがすごくセンスがいいっていうかさ。

自分はそういうのって大好きな感覚なんです。

ですから、この作品にもかなりの共感も感銘も受けたと思いました。


「2、四次元ポケット」

しかし、自分は別にあのモノレールねこをイメージして、

このようにドラえもん的に感想を書いている訳でもないんですが。

けど、それも一応ユーモアとして感じといてくだせえ。

でも、自分はこの作品に四次元ポケットみたいな印象も受けましたっけ。

この本はあのドラえもんの秘密アイテムのように素敵ストーリーが次から次へと出てくるんです。

ていうか、自分はどの短編も見事だったと思うなあ。

どの話も好きですよ、読んでると非常に楽しめたと思われる。

それこそちょっとしんみり来るようなのもありました。

しかし、おそらく一冊の本として見たらの場合。

クスッと笑ってしまうような印象の方が大きいんだろうと思います。

けど、これは人間や日常をモノノタクミに描いておられますよ。

ていうか、読み終えた時の居心地の良さ。

それを是非とも感じ取って貰いたいような一冊でもあるでしょうね。

自分はこの本がとてもよかったと思いました。


モノレールねこ
モノレールねこ


「3、最後にまとめ」

でも、あの「バルタン最期の日」は秀逸でしたわ。

その話はこの本の最後にあるから最も印象には残されるんだと思います。

しかし他の物語も非常にセンスがいいので思わずブラボーと叫びたくもなることでしょう。

けど、こうして世の中には色んな人間がおりますよ。

この一冊の中でもあれだけ色んな人間がいるのですから。

ですから、この日本だけではなく世界中にはどれほどの色んな人間がいるのか。

ねえ、TVのワイドショーで見てるような人間も確かに同じ世界にいるんです。

この一冊はそういう全てが一枚の大きな大きなパズルみたいな感覚でもあってさ。

けど、目線として見えているのは繋ぎ合わせた一面までとかのような感覚でもあってさ。

しかし、この一冊は全部がパズル的な要素じゃない感覚もするだろうなあ。

楽しみ方も読み方もすごく色々とある一冊だと思います。

だから、読み終わってからも色々と考えていけるような一冊なのでしょう。

きっとパズルのピースは全て当てはめてからもパズルは出来るんです。

これから夏休みの時期ですので、そういう読書感想文用に読むのもお勧めしたいかなあ。

あと、マンガとかラノベに食傷気味な方にもよさっぽいですよっ?(笑)

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